高圧だっていいじゃんか
南米ボリビアなどは標高が高い都市としてよく紹介される。
そこでは大気圧が低いために水の沸点が下がり、普通の
場所から持っていったポテトチップスの袋はパンパンになり、
おまけに気温は低く…などと言ったことはよく知られている。
じゃあさ、世界で一番標高が低いところはどうなってるのよ。
海抜マイナス390m位のところにある死海近辺がそれであるわけだが。
死海ってあそこ、かなづち(人のほう)でも浮くところ。
死海近辺の気圧は実は結構高い。
1.2〜1.3気圧くらいになるようである。
死海は低い盆地になっているので湿度は低く、海面より低い位置に
あることにより気圧も高く、酸素濃度も平地に比べ6〜8%高く
なっているようである。
ここまで気圧が高いと面白いことがいろいろ起こるはずだ。
まず、ご飯が美味しく炊ける。
冗談言ってるわけじゃない。高圧釜ってあるだろ。
アレと同じような状態にほっといてもなるわけだ。
沸点が100度より高くなるからよりよくご飯が炊けるわけだ。
もっとも死海近辺でごはん炊き出したら、何やってるんだって
言われることまちがいないだろうけど。
そして暖かい。
しかし死海近辺、緯度もそこそこ低いから暖かいって言うか暑い。
夏とかかなり暑いらしい。
でもそこまで湿度が高くないから日本よかマシだろうけど。
ただここまで気圧が高いと、人によっては高山病の反対の潜函病(潜水病)
の症状が出る場合もある。気圧変化に弱い人は注意が必要だ。
あとはそーだな、ほんのちょっと痩せて見えるようになるかも。
ぴちっとした服を着ているようなもんだからな。
ということはお見合い写真は死海で撮れと。本当かよ。